W杯最終予選9/6タイ戦の主審モフセン・トーキーは縁起のいい男?
2016年9月6日(火)、日本時間21:15に試合開始となるサッカーワールドカップ2018ロシア大会のアジア最終予選第2戦。
日本にとって今最終予選初となるアウェイでのタイ戦であるが、この試合の主審を務めるイラン人・モフセン・トーキー(トーキー・モーセン)に注目が集まっている。
誤審によって日本を窮地に陥れた前科があるというが・・・
その「前科」とは?
2011年1月、サッカー日本代表がザッケローニ体制になって初めて臨むアジアカップ(開催地はカタール)。
グループB第2戦、対シリア戦でのこと。
第1戦のヨルダン戦を、後半ロスタイムに吉田麻也のゴールで追いつき(1-1)、辛うじて引き分けた日本。
第2戦は、まさに「絶対に負けられない闘い」。
その第2戦に主審を務めたのが、このモフセン・トーキーであった。
オフサイドフラッグも何のその
日本1-0で迎えた後半31分、シリアの後方の選手が、日本ゴール前にいた味方FWの選手にパス。
すぐさま、線審のオフサイドの旗が上がった。
ところが・・・
GK川島とシリアFWが交錯し、シリアFWが倒れると、モフセン・トーキー主審はPKを宣告。おまけに、川島に対してレッドカードを提示した。
そもそも、日本ゴール前にいたシリアFWがオフサイドならば、その後のプレーが何であれ、PKが与えられるということはないはずだ。
にも関わらず、線審の「オフサイド判定」を無視して、シリアにPKは与えるわ、川島にレッドカードは見舞うわで、主審・モフセン・トーキーのワンマンショーが繰り広げられたのであった。
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試合は・・・
試合はそのPKでシリアが同点に追いつくが、後半37分に日本が本田のPKで勝ち越し、そのまま2-1で勝った。
あの判定は何だったのか?
聞くところによると、あの時のモフセン・トーキー氏の判断は、「日本DF今野泰幸がGK川島にバックパスをした」ということのよう。
そう考えれば、確かに、オフサイドではないし、場合によっては川島にレッドということもあり得ないことはない。
ただ、その場にいた誰もが「一体、何が起こったの???」状態だったというから、「難しい判断の末の誤審」というより、「主審が目立つ試合」を自らが作り出していたと見るべきだろう。
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日本にとっては「縁起がいい審判」ってことで・・・
とはいえ・・・
この試合、すったもんだの末勝ち・・・
これが弾みとなったのか、その後日本は、グループB第3戦をサウジアラビアに5-0と圧勝。
決勝トーナメントでは、準決勝で韓国にPK戦で勝ち、決勝戦のオーストラリア戦では、延長戦に入って、李忠成のビューティフルゴールが飛び出すという、絵にかいたような優勝を遂げることができた。
今回、第1戦で敗れた日本
今回のワールドカップアジア最終予選第1戦でも、日本は勝利できなかった。
そして、第2戦でモフセン・トーキー主審。
状況は、2011年アジアカップと似ている。
ここは、誤審を恐れるのではなく、「誤審よ来い!」くらいの気持ちでいいのではないか?
ACL柏vs水原で4連続PKも・・・
さらに、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の柏vs水原(韓国)でもモフセン・トーキーは主審を務めた。
そして、水原に4連続PKを与えた上、イミフな判定を続出させた。
にも関わらず、勝ったのは柏だった・・・
そう。モフセン・トーキーこそ、日本サッカーとって「縁起のいい男」。
彼の誤審こそが「縁起物」なのだ・・・
追記:やっぱり日本は勝ったw
ご存じの通り、2016年9月6日のタイ戦、日本代表は、原口、浅野の新スタメンコンビのゴールが飛び出し、2-0で勝利した。
試合中、DF森重が、ボールの空気圧の確認をモフセン・トーキー主審にお願いしたところ、それだけでイエローカードが出されるという、「いかにも」な判定があったものの、勝ったのは日本。
やはり、モフセン・トーキー主審は「歓迎すべき人」なのではないか?