「3位同士・日韓戦」の可能性が急浮上・W杯2018アジア最終予選
2017年6月13日に、FIFAワールドカップ2018ロシア大会のアジア最終予選が各地で行われた。
その結果、これまで考えることもなかった「日韓戦」の可能性が急浮上してきた。
いよいよ日韓戦が実現か?
グループBの日本は予選敗退が決まっているイラクに後半追いつかれドロー。勝ち点は1しか伸ばせず、「勝ち点差1」のまま、ラスト2試合の直接対決を迎えなければならなくなった。
また、グループAの韓国は、これまた予選敗退が決まっているカタールに2-3で敗れ、グループ2位ながら、3位ウズベキスタンとは勝ち点差1。
日本も韓国も、残り2試合はいずれも上位との対決となるため、「あと1勝」が容易ではない状況。
しかも、最終節はいずれも「アウェイでの直接対決」になる可能性が高く、そうなった場合、日本、韓国とも「グループリーグ3位」で終わることが十分にありえる。
いよいよ、1997年以来の「ワールドカップ予選での日韓戦」の可能性が現実味を帯びてきたと言えるだろう。
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日本はイラク相手に「やらかす」
ご存じのとおり、日本はアウェイでイラクと対戦。
後半に追いつかれ、グループB首位を辛うじてキープするにとどまった。
2位のサウジアラビア、3位のオーストラリアとはいずれも勝ち点差が1。
しかも、残りの2試合は、この2チームとの直接対決。
日本は、8/31にオーストラリアに勝つ、あるいは、9/5にサウジアラビアと引き分け以上ならば、自力で本大会出場を決めることができるが、9/5のサウジアラビア戦はアウェイでの一戦。「中東の笛」など理不尽な原理が働くと、日本がグループリーグ3位で終える可能性もある(日本が本大会に出場する条件まとめ>>)。
グループA3位とプレーオフ
日本がグループBを3位で終えた場合、グループAの3位とホームアンドアウェイ方式の「4次予選」というプレーオフを行い、それに勝ったら、北中米カリブ海地区の4位と「大陸間プレーオフ」を行う(グループ3位だったら・・・>>)。
韓国もカタール相手に「やらかす」
2017年6月13日、グループ2位の韓国はアウェイでカタールと対戦。
既に予選敗退の決まっているカタールに2-3で敗れた韓国は、勝ち点の上乗せができず、3位ウズベキスタンとの勝ち点差は1のまま残り2試合を迎えることになった。
韓国も残り2試合がキツイ
韓国の残り2試合は、1位イラン(ホーム)と3位ウズベキスタン(アウェイ)。
韓国も日本同様「あと1回勝てば決まり」というところにいるが、「その1回の勝利」は容易ではない。
しかもウズベキスタンとは勝ち点差1で、最終節はウズベキスタンのホーム。
8/31に韓国がイランにドロー以下なら、9/5のウズベキスタンvs韓国の直接対決まで決まらない。
8/31に韓国とウズベキスタンの順位が逆転した場合(ウズベキスタンはアウェイで最下位中国と対戦)、9/5はウズベキスタンは「ドローでも2位」となる。
以上から、韓国が3位で終える可能性は十分にある。
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「日韓戦」実現シミュレーション
以下、いかにもありそうな日韓戦実現(日本、韓国とも3位)のパターン。
グループB
8/31
日本、オーストラリアにドロー以下。
9/5
日本、サウジに負け。
(オーストラリア、タイに勝利←8/31、日本とオーストラリアがドローの場合の必要条件)
以上で、日本は3位。
グループA
8/31
韓国、イランにドロー以下。
ウズベキスタン、中国に勝利。
9/5
韓国、ウズベキスタンとドロー以下。
以上で、韓国は3位の可能性大(シリアに逆転されなかった場合)。